yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

年齢の数だけ不採用になる②/②

実際、建売業者さんに 9980万円で

卸した世田谷の土地の両手契約。

約の約600万円の仲介手数料は、まっ

たく面識もなく契約の手伝いもしていな

い他の営業所の営業担当のものになりま

した。

顧客(売主)開拓、買主選定、営業とク

ロージング、物件調査、書類作成、情報

確認(銀行独自の情報で、売主と買主に

問題(資本・債務・反社会勢力等)がな

いか)、管理部のチェック、売買契約、

契約管理、測量立ち合い、残代金決済・

引き渡しまでやってです。

 

また、新橋の船舶会社と食品会社の10

億円の土地の両手契約で 4000万円

の手数料は(この価格帯の契約は必ずと

いっていいほど手数料の減額があります

)、信託銀行本店不動産部のものになり

ました。

この契約のときは、信託銀行の成績にし

ないことを自分の上席を通して信託銀行

不動産部の執行役員に約束を取りつけて

いたにもかかわらず、その上の神の声で

約束をひっくり返されてしまいました。

社内書面で約束を取りつけていたのに

です。

 

大手とはいえ、ボーナスはすべて個人の

成績、コミッション払いです。

年収の半分をこえることも多い。

 

本当に、グループ内のパワーゲームがあ

るんです。

銀行は合併をくり返したため、当時グル

ープ内に不動産会社は19社もありまし

た。つまりグループ内の競争に勝たない

と契約できないことも多いんです。


半年で11件契約して(すべて法人の不

動産)、成績がついたのは3件だけ。

本来7000万円ぐらいの手数料とコン

サルフィーだったのが、結果 1500

万円だけ(片手手数料や手数料減額もあ

り)の営業成績カウントで終わってしま

いました。

 

ちょっと心が折れる

あれだけ働いているのに。

終電でやっと帰れる、またはビジネスホ

テルやカプセルホテルに泊まってまで仕

事をしているのに。

 

固定給を20%も減らされるのに。

リーマンショックの影響で、課長職以上

は固定給をほぼ減額されています。

 

目の前のトップ営業マンは、うまく1億

円から9億円の案件を処理して、半期の

営業手数料が1億円。

物件価格ではなく、半期の営業手数料が

1億円です。

この時のボーナスフィーは、

手数料2500万円を超えると14%だ

ったため半期のボーナスが1400万円

です。

2005年当時のトップ営業マンは、ほ

とんどが半期で1億円程度の営業手数料

をあげています。

逆に言えば、半期で1億円の手数料を上

げなければ、トップが取れない。

 

気になるこの部分については、銀行系の

不動産営業のところで詳しく書きます。

 

僕だって本当は7000万円の営業手数

料をあげていたので、1000万円近い

ボーナスだったはずです。

それが実際に支給されたボーナスは営業

成績×7%の約105万円。 

(当時は半期の営業成績により2~14

%でした)

 

なんなんだ。

 

その時に、それまで試してみたくても出

来なかった営業方法が強く頭に浮かびま

した。


それが個人事業主としてのフルコミ営業

につながっていきます。