ここでギアの表を見てみます。
52がフロントのアウターギア。
42がインナーギア。
13~21がリアのギアです。
それぞれの小数点のついた数字が、クラ
ンクを1回転させたときのホイールの回
転数です。
例でいうと、52×13のときはホイー
ルが 4.00回転するということです。
52 | 42 | |
13 | 4.00 | 3.23 |
14 | 3.71 | 3.00 |
15 | 3.46 | 2.80 |
17 | 3.05 | 2.47 |
19 | 2.73 | 2.21 |
21 | 2.47 | 2.00 |
そして、あることに気付きます。
52×21=2.47
42×17=2.47
そう、このふたつのギア比は、まったく
同じなんです。
僕は練習でもレースでも、基本的に平地
を 52×14 で走っていました。
52×13 は下り坂用です。
下り坂は重力を利用できるので、更にス
ピードを上げるためと、重いギアを踏む
のが楽になるため、ひとつ重いのを設定
してあります。
逆に上り坂は重力に逆らう運動なので、
軽いギアじゃないと速度が落ちてしまい
ます。
こちらの方が走りの対応がしにくいため
に、上り坂に合わせた軽いギアの設定枚
数のほうが多くなります。
平地で 52×14 で走っていて、上
り坂が始まったときに徐々に勾配(傾
斜)がきつくなるとすると、次に使うの
は 52×15 そしてその次は・・・
えっ! 42×13・・・・。
その次は 52×17
そして42×14 、
次は 42×15、52×19 、
更に 52×21 か 42×17
最後に 42×19 、42×21です。
いちいちフロントもリアもチェンジしな
ければならない。
何だか分かりにくくないか?
実戦でこんなふうに使えるのか?
間違えないか?
何か無駄がないか?
それって皆知っているのか?
ここで気づきがありました!