yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

大きくてニッチ?な不動産市場とは(フルコミ営業として生きる③)

その後も、そんなに遠くない時期に亡く

なるというようなことを繰り返し話して

います。

 

かなり引いている銀行員たち。

 

グループ会社の上部組織で、直々の支店

長の営業。

明らかに張り切りすぎている。

 

紙の資料を使いながら、30分ほどの説

明と営業を行いました。

最後は僕にバトンを渡してきたので、そ

れをフォローするように、「相続が争続

にならないように、お客様に良いご提案

とお手伝いができる機会が増えてくると

思いますので、お力をお貸しください。

ぜひご協力ください。

宜しくお願いいたします」と何とか締め

ることができました。

 

しかし、営業が終わってから、今まで自

分の中で何かモヤモヤとしていたものの

整理がつき始めた気がしてきました。

 

そうです、支店長の表現はよくなかった

のですが、確かにその通りなんです。

 

日本での少子高齢化や人口の減少問題。

何気なく聞いていた問題。

聞き流していたニュース。

ああ・・・またこのニュースか。

 

だけどこういったことを真剣に捉え、

ビジネスに結びつけている人は、既に

いるはずです。

 

でも自分でできることは無いのか。

不動産売買やコンサルティングに、結

びつけられることは無いものか。

 

ただ、これですぐ何かを考えたり、思い

ついた訳ではありません。

 

だけど、何か大きな大きなヒントをもら

った気がしました。

 

その後も、銀行系特有の不動産案件に関

わっていくうちに業務経験と知識、小さ

な積み重ねが増えていきます。

少しづつ何かが分かっていく、複雑なジ

グソーパズルが一つづつ完成していくよ

うな感覚です。

 

いや、実際はそんなに大袈裟なものでは

ないのですが。

 

 

あるとき信託銀行の紹介で、横浜の相続

不動産の案件を受託しました。

お客さんは、80代の女性です。

ご主人が亡くなったので、自宅以外の不

動産を処分したい。

複数の不動産を相続して、横浜の不動産

はその中の1件です。

 

現地と役所の調査をして、査定報告で自

宅を往訪するとお客さんから、

「こんなに高い値段でなくていい」との

こと。

普通は、少しでも高く売りたいと言われ

ます。

 

 

ここに、とてつもなく大きくて、でも実

はニッチな不動産市場がありました。

そして、組織ではなく自分でなんとかで

きるかも知れない。

 

それはこういうことです。