yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

チャンスの取り込み方(フルコミ営業として生きる④)

銀行系不動産会社の良いところは、他の

不動産会社にはない勉強ができること。

経験を積めることです。

 

よく、自分はいろいろな不動産売買をや

ってきたので何でもできる、と言って求

人に応募してくる営業マンがいます。

 

採用担当からすると、「またか」です。

 

でも銀行系の不動産会社のように、銀行

の支店を売却したり、省庁関係の不動産

を扱ったり、高度な法人資産の組み換え

M&Aに関わる不動産売買を経験する

ことは、ほとんどないはずです。

 

なぜなら、これらの情報は表に出ないか

らです。

次の機会にしますが、業法的にも情報の

公開はできないんです。

 

銀行系不動産会社の営業マンで優秀だと

思われる新入社員には、2年で通常の売

買仲介やコンサルティングの教育を終わ

らせます。

2年で他社の一生分を覚えろ、です。

これについても、次回詳しく書きます。

 

 

僕は、2日で90件の売買契約を締結し

たことがあります。

これも他では、なかなか出来ないことだ

と思います。

 

 

さっきのお客さんの話に戻ります。

 

でも確かにそうです。

高く売るには時間がかかることが多く、

ともすれば売却価額の見直しが必要にな

ったりします。

本人の言葉にそれが凝縮されてました。

 

「もう私にはそんなに時間がないの。お

金に換えておきたいの。よけいな不動産

を持っていたくないの。これから始まる

次の相続(二次相続)で子どもに迷惑を

かけたくないの。」

 

そうです、このあたりの一定の資産を持

っている層のお客さんは、お金ではない

んです。

お金は、もうそんなに要らないんです。

 

現在、日本の人口は約1億2600万人

です。

そして1億円以上の金融資産(お金)を

持っている日本人は、740万人。

なんと、17人に1人です。

 

今朝の通勤電車の中で、その何人かにす

れ違っています。

 

そしてその一定数は、高齢の方が保有

ています。

 

 

こんなこともありました。

神奈川県の湘南のある町です。

海に近い町の○○丁目は、すべて個人の

所有地でした。

そこは、相続のたびに相続税が払えず、

土地を切り売りする。

今の所有者も高齢なので、次の相続を心

配しています。

「もう不動産は要らない。すべてお金に

換えたい。しかし今売ると譲渡税がかか

るから、売ることもできない」

 

こういった不動産の悩みを持つ高齢者

は、実に多いのです。

そしてこれは信託銀行の得意とするとこ

ろです。

 

これを個人で取り込めないか。

マーケットは既にあり、しかもこれから

も広がっていく。

 

過去の不動産仲介事案を思い出すと、ひ

とつの共通点がありました。

 

 

それはこういうことでした。