FP３級試験の良いところは、その難易度
度の低さにあります。
国家資格で専門性が高いのに、合格しや
すい。
勉強する範囲が広く、テキストも厚く内
容が難しそうに見えるのに、合格率が非
常に高い。
そこに尽きます。
ファイナンシャルプランナーの入門的な
試験です。
でも知名度が高いので、知らない人から
見れば、なんか良さそうな資格です。
良い意味で、ギャップのある資格です。
まずは受験資格。
それは次のとおりです。
「FP業務に従事している者、または従事
しようとしている者」
ここから優しい。
従事しようとしているだけで、受験資格
があるんです。
誰にでも受験資格があるということ。
もちろん、あなたにもです。
さて、３級ファイナンシャルプランナー
の試験は、学科と実技というものがあり
ます。
学科は、ライフプランニング、リスク管
理、金融資産運用、タックスプランニン
グ、不動産、相続・事業承継対策の基本
知識を問う問題です。
そして実技は、その範囲の応用問題で、
簡単な計算なんかが出てきます。
でも大丈夫！
構えることも、心配するなんてことも必
要ありません。
そのときによって幅がありますが、
学科の合格率は ７０～８０％
実技の合格率は ８０～９０％
とても合格率が高いんです。
「１週間でFP３級に合格できる」という
テキスト＆問題集があるぐらいです。
なぜそうなのか。
これは公表されているFP協会の過去問題
なんですが、学科試験の６０問の内最初
の３０問が２択なんです。
そして続く３０問が３択。
各１問１点の、６０点満点。
合格点は６割正解の、３６点。
これは何も知らなくても、そこそこ当た
りそう・・・・・いや、できそうな気が
します。
問題を見てると、３択だってなんか何と
かなりそうです。
試験時間は１２０分もあります。
実技試験のほうは応用問題で、全部で
２０問。
各１問５点の、１００点満点。
合格点は６割正解の、６０点。
試験時間は ６０分です。
国家資格試験だけじゃなく、公的資格試
験だってだいたい７０％の正解で合格す
るものが多いのに。
どう考えても、合格させることにシフト
されています。
ちなみに、学科試験と実技試験のどちら
かしか受からなかった場合は、受かった
方だけの一部合格証書が発行されます。
この一部合格証書には有効期限がありま
す。有効期限は、合格した年度の翌々年
度までです。
その期限までは、不合格だった科目のみ
の受験で大丈夫です。
両方の科目に合格すると、合格証書とフ
ァイナンシャル・プランニング技能士で
あることを証明するカードが発行されま
す。
このカードは、１級と２級は顔写真が入
っています。
３級のカードには顔写真はありません。
このように、とても優しい資格試験なの
で、チャレンジしたくなります。
そして資格を取得すると、自信になる。
新しいものに挑戦したり、勉強を始める
きっかけになるところが、３級の良いと
ころだと思います。
早速チャレンジです。
ぜひ、頑張って受験してください。
そして次からは、僕のホームページに掲
載してある「FP２級試験ポイント」を加
筆・修正したものです。
ホームページには無い、とても大切な一
言を加えてあります。
（追記 ２０２１年６月１７日１２時）
はてなブログを始めて、まだ１ヶ月少し
なのにもかかわらず、何人もの方に記
事を見ていただいているようで、本当に
嬉しく思います。
もしもこの記事を見ている方が、何か目
標に向かってFP試験に挑戦しようと考え
ているのであれば、とても良いことだと
思います。
また、何かいま不安を抱えていて、それ
を打ち消すためにFP試験に臨む方がい
たとしたら、それもとても良いことだと
思います。
実は僕がFP試験を受けたのは、渋谷に小
さな個人事務所を開いたものの、先のこ
とが不安になって、何かでその不安を打
ち消したいと考えたのが理由のひとつで
した。
誰にも相談せずに一人で始めた 不動産
のコンサルティング事務所です。
同じ気持ち、同じ状況の方。
何かに迷い、困っているけれど進もうと
してる方を、心から応援します。
