yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

自転車。TOKYO2020オリンピック 後編

 

トラック競技は、スプリントとケイリン

です。

 

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まずはスプリント。

予選は今回の場合、競技場を3.5周走っ

た最後の200mの時間を計測して、上

位タイムの選手が本選に出場します。

 

今回の場合というのは、大会の行われる

「伊豆ベロドローム」は国際自転車競技

連盟(UCI)規格の1周250mであり、

日本の競輪で通常使用されている周長と

は異なるからです。

また、走路の材料はアスファルトではな

くシベリア松。

そう、木で出来ています。

タイムが出やすいコースです。

 

日本の競輪場は通常1周が、333m、

400m、500mの3つなので、ちょっ

と慣れが必要。

 

また、計測距離200mというのは、ト

レーニングした選手が全力で走れる時間

が10秒程度であり、それを距離にする

と200mだからです。

近くで見ると、時速70kmを超えるス

ピードの自転車には圧倒されます。

 

風圧とゴーっというホイールの高音。

自転車とは思えません。

 

本選は3周、1対1で先着を争うトーナ

メント方式の対決です。

二人の選手が合図とともにスタートしま

すが、イン側の選手に半周の先行義務が

あります。

これは、アウト側の選手が故意に追い越

さない限り、イン側の選手が人間が歩く

以上の速度で半周先行することを義務づ

けたルールです。

 

半周走ったあとは、スタンディングステ

ールという自転車を停止させるテクニッ

クを使ったり、走ると見せかけての急停

止や蛇行など、相手を前に出すための

駆け引きが行われます。これは、相手を

先行させると、後ろから相手の動きが見

やすくなることと、自分が仕掛けること

を相手に察知されるのを遅らせるため

です。

スタートから駆け引きをされると、競技

時間がかかりすぎるためなんです。

 

僕も国体の予選で格下の相手に、スパー

トをかけられた後にバックを踏まれて

(急停止されて)、ぶつかりそうになっ

たため速度を落とし、そのまま逃げられ

たことがあります。

ちなみにスタンディングは、練習で2時

間まではやったことがありますが、かな

り体力を使います。

最後は足に力が入りませんでした。

 

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この種目も、オリンピックではなかなか

結果が出せませんが、プロの世界選手権

では、あの中野浩一選手が前人未到

10連覇した種目です。

 

最も迫力があったのは、中野選手が世界

選手権で6連覇したときのゴードン・シ

ングルトン戦です。

その前年のオリンピックの銀メダリスト

で、最強の挑戦者でした。

 

スプリントの迫力が、すべて詰まってい

ます。

これを読んだ人は、ぜひこの戦いを見て

ください。

 

今回のオリンピックでは、世界選手権の

銀メダリスト 新田祐大選手と脇本雄太

選手の二人の競輪選手が出場します。

 

コーチ、トレーニング、中野浩一強化委

員長と日本自転車競技連盟の全面のサポ

ート。

 

 

そしてTOKYO大会。

期待しかありません。ぜひ!