yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

自転車。TOKYO2020オリンピック 完結編

 

最後は、ケイリンです。

 

出場選手はスプリントと同じ、新田選手

と脇本選手です。

 

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このケイリンは、中野浩一元選手が、世

界選手権のスプリント(当時はプロ・ス

クラッチ)で10連覇したことをきっか

けに機運が高まって生まれた、柔道に次

ぐ日本生まれの世界種目です。

2000年のシドニーオリンピック

ら、五輪種目になりました。

(この時はケイリンの功労者として、中

野元選手が先導員を務めています)

 

複数の選手が250mのバンクを6周し

て、先着した選手が勝利者となります。

ただし、先頭の選手は風圧を受けて不利

になるため、最初の3周は電動アシスト

付きの自転車に乗った先導員が先頭を走

ります。

その間も選手は、位置取り等の駆け引き

を行っていきます。

 

3周後に先導員が外れ、そこから更に展

開と戦法によって、目まぐるしく選手の

位置が変わっていきます。

ともすれば、ラスト3周をスパート。

またはマークした選手を捲ったり差すた

めに、先行する選手の後位置を取って

優位に進めようともします。

 

競輪と違うのは、全体的に速度が速いこ

と。また、ラインと言われる連携が無い

ことです。

日本の標準的なバンクである、333m、

400m、500mとは異なり、国際基

準の250mのバンクは傾斜がきつくて

直線が短いため、先行しないと捲るのは

難しい。

先行した選手を抜くにはコースの外側を

走ることになるため、そのぶん長い距離

を走ることになるんです。

 

積極的なレース展開を得意とし、スピー

ドもある外国人選手には、ラインや連携

を戦法とする日本の競輪選手は、なかな

ケイリンには対応しにくい面があると

思います。

 

しかし最近、個の力がついてきて、外国

勢と比べてそん色ないスピードが出せる

ようになってきた日本の選手は、結果を

出してきています。

 

中野元選手が世界選手権を連覇中の強化

合宿で、外国人のコーチがストップウオ

ッチを見せて、上がりタイム(最後の

200mのタイム)が「9.9秒」だった

と言ってきたことがあったそうです。

しかし中野元選手は、(そんなタイムが

出る訳がない)と思ったとのこと。

 

しかし今、日本のトップ選手の上がりタ

イムは、9.5秒。

身体の強さ、食事、トレーニング方法や

自転車の技術が進んだとはいえ、信じら

れないぐらいに、すべてにおいて進化し

ています。

 

もちろん世界はそれ以上に進化している

可能性がある。

 

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しかし今回は、TOKYOU2020です。

信じて応援するしかありません。