yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

iPhoneは交番へ(無くしたスマホ②/⑤)

 

どうしても個人情報が入っているものを

ふつうのごみ箱に捨てるということが納

得できない。

 

スマホって個人情報の宝庫だぞ。

 

多分、いまのスマホは最低でも生活防水

になっているはずだから、洗って保管で

きたはずじゃないか。

それを捨てさせることに納得できない。

そんな規則があるとは思えないけど、こ

の時間は他の駅員さんがいないので確認

しようがないんです。

 

いま自分にできることはないのか。

 

するとラッキーなことが起こりました。

たちの悪そうな泥酔客が、切符やスイカ

なんかを持っていないのに改札を通れな

いと、その駅員さんにしつこくからみ始

めたんです。

 

これはチャンス!

本当は、すぐトラブル対応をするのです

が、さっきのごみ箱に向かいます。

 

時間がたっていないため、まだごみの中

iPhoneがありました。

僕の、裏返して脱いだゴム手袋の中に包

まれたままで。

 

駅員さんがこっちを見ていないことを確

認してからゴム手袋ごとごみの中から拾

い、コートのポケットへ入れました。

終電車の到着までまだ15分ほどあっ

たので、そのままトイレへ向かいます。

 

洗面所でスマホの上2/3をザっと水で流

して嘔吐物を落とし、充電端子のところ

にちぎったゴム手袋を詰めて、スマホ

体を水で洗います。

 

まだ匂いが取れないので、それを5回繰

り返しました。

そしてトイレットペーパーで全体を拭

き、水滴を全部取ってから手を何度も洗

って、スマホをビニール袋に入れ自分の

コートのポケットへ。

 

終電後、業務が終わって着替えてから、

駅前の交番へ行きます。

スマホを拾った電車の時間を伝えて、習

得の経緯を説明。

ただ、一般のお客さんとしてです。

 

手続きに20分ほどかかってから帰宅。

家に帰るのが少し遅くなったけど、なん

か割り切れないモヤモヤした気持ちを持

ったままで帰るよりは、よっぽどいい。

 

いくら汚れているとはいっても、他人の

スマホをごみ箱に捨てるなんてことは、

やっぱり僕にはできません。

 

 

今後は、先に洗ってアルコール消毒をし

て駅員さんに渡すことにしました。