yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

今日はいいですって何?(無くしたスマホ④/⑤)

 

ただ女性の場合は、年齢に関係なく必死

になって起こします。

泥酔していると、それを狙って男が来

る来る。

けっこうな人数が声をかけてきて、駅か

ら連れ出そうとやってきます。

 

業務に慣れていないころを振り返ると、

目の前で持ち帰られたことが何度もあっ

たと思います。

 

そこでやり始めたことは、こちらの目の

届く範囲のベンチにを座らせること。

そして事前に女性のフルネームを聞いて

おくこと。

 

そんな女性に声をかけてきた男がいまし

た。

女性は酔っていて、訳のわからない返事

をしている。

そこへ僕が近づいて、

「この女性は、酔っていて気持ちが悪い

から、ここで少し休みたいと言っていま

したが、お知り合いのかたですか?」

と聞きます。

 

すると、100%「知り合いです」と答

える。

 

そこで、

「こちらの女性から、お名前を聞いてい

ますので、女性のフルネームを言ってく

ださい」と再度聞きます。

 

すると、多くの男性が、黙って去ってい

くか、「今日はいいです」と答えて去っ

ていく。

 

「今日はいいです」って何?

ハンバーガーの注文を受けて、ポテトを

すすめて断られたみたいになっている。

 

どういうこと?

 

終電の時間にやっと起こしてタクシー乗

り場まで連れていく。

するとタクシーの運転手さんは、警備員

が連れてくるようなお客は、泥酔してい

ると察して嫌な顔をする。

 

そこで話すのが、事前に答える練習をし

ていた住所です。

できるだけ先に駅から家に連絡を入れ

て、タクシーに乗せる承諾を取っておき

ますが、できないときはタクシーで住所

を答える練習をさせておく。

 

(明日の朝、たいへんだろうな)と思い

ながら、嫌がるタクシーにお願いしてい

るんです。

 

 でも残念なことに、こういった人たち

は、ほとんどがこの時点でスマホを無く

しています。

 

家に連絡するために「スマホをお持ちじ

ゃないですか」と聞いても、

「うんうん」との返事。

 

身体に触るわけにいかず、勝手に鞄の中

を調べるわけにもいかない。

 

でも、なんとか聞きだして、タクシーに

乗せないと、もうすでに用もなさそうな

男性がこっちを見ながら、時間を潰して

いる。

 

 

僕らが離れるのを待っています。