息子からホテルに着いたと連絡がありま
した。
部屋の写真が添えられている。
なんか、息子の友達の部屋みたいだ。
暇そうだ。お弁当を気にしている。
わりと元気なので、ホッとする。
そのタイミングで保健所から、こっちの
ホテルも決まったと連絡が入る。
今度は決まるのが早い。
(連絡先がごちゃごちゃになっている
のは、いろんなところから続けて連絡
があって、はっきり覚えていないこと
もあるため)
うとうとしていると、〇〇を届けにきま
した、とスマホに電話がある。
「ワタミのお弁当って、4日~5日後で
すよね?」
「・・・・ワタミではありません。神奈
川の医療チームです。パルスオキシメー
ターを届けにきました。ドアノブにかけ
ておくので、5分たったら扉を開けて受
け取ってください」
ありがたいけど、これは事前連絡がなか
った。ただ連絡がないのは大したことで
はない。
それに息子には届かないんだ。たぶん若
いから・・・。
ちょうど嫁さんと娘が買い物に行ってく
れるところだったので、ちょっと扉を開
けるのは待ってと言っているのに、すぐ
開ける。
「あっ、本当にあった」
でかいビニール袋が二重になっていて、
その中に入っている。
もったいないけど規定なんだろうなと、
余計なことを気にしつつ確認すると、返
信用のレターパックや説明の紙1枚が入
っている。
回復後も4日間続けて計ること。
それが終了したら、レターパックで返す
とのこと。
取説が無かったのだけど、人差し指を挟
んでスイッチを入れるだけの簡単なもの
です。
これで酸素飽和度が分かるって、すごい
ことだ。
数秒で分かる。
爪が窓の役割をしていて、その下の血管
が透けるので計れるということ。
ただ、寝起きなんかだと、数値が低く出
ることがあるので、そのときには、30
秒ぐらいそのままにしておけば、少し上
がる。また数値が低くても計り直すと普
通の数値になることが多い。
なんどやってもダメな場合は、すぐ医療
チームへ連絡を。
しかしここでも差があると感じたのは、
自宅でなにかあったとすると、電話対応
にも一定の時間がかかりそうなこと。
すぐ電話が繋がるんだろうか。
多分、ホテル療養のほうが対応は早いは
ずです。
不思議なのは、なにか連絡があるたびに
(ワタミのお弁当がきた)と思ってしま
うこと。
これだけでも健康状態が普通ではないん
だろうと分かります。
次は自分がホテル療養に入ります。