移植治療の内容やリスク、日程と準備な
んかの説明を受けながら、同意書にサイ
ンしていく。妻本人の他に、僕と長女が
同席者としてサイン。
移植までの予定は二つ。一つめは散髪で
髪の毛やまつ毛、眉毛なんかが抜けてい
きます。女性の場合は髪の毛が長いこと
が多いので、抜け毛の処理と精神的な緩
和のために、事前に散髪しておいて短い
髪形に慣れておく。それが 7月7日の予
定。その後に二つめの予定の、移植前一
時退院があります。
H先生は、妻の体調が少し悪いので、一
時退院を躊躇してました。でも移植コー
ディネーターの看護師さんが、強く一時
退院を勧めてくれた。
「家族の時間を作ったほうがいい」
この時決まっていた予定は、次の通り。
・7月2~4日 一時退院
・7月7日 看護師さんによる散髪
・7月11日 無菌室入室
・7月12日 CVカテーテル
・7月13日~移植前処置(抗がん剤)
(13~17日 フルダラビン)
(18~19日 アルケラン)
・7月20日 全身放射線照射
免疫抑制剤開始
・7月21日11時 臍帯血移植
印象的だったものの一つが「口腔内冷却
法(クライオセラピー)」です。これは
2番目に投与される抗がん剤のアルケラ
ンのときにやることなんですが、最初の
出やすい。その副反応の中でも辛いのが
口内炎。たった一つ出来ただけで痛くて
たまらない口内炎ですが、ともすればそ
れが、口の中いっぱいにできることもあ
るんです。
痛すぎて想像できない・・・。
でも今は、その口内炎ができるのを緩和
する措置がありました。それが口腔内冷
却法です。これはまったく知りませんで
したが、抗がん剤の投与中に氷を舐め続
けることだけです。
投与前5分→投与中15分→終了後30
分の、合計50分。
その氷は、コンビニで売っているアイス
コーヒー用の氷。病院のコンビニにあっ
たもの、 Mサイズを二つ買いました。