yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

余命を教えてください(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ㊶/㊿)

 

妻がこの病気になってから、心が折れそ

うな瞬間が、何度も何度もありました。

 

その中でも大きかったのは、次の4つ。

白血病が初めて分かったとき

・最初の抗がん剤が効かなかったとき

・虫歯でもない歯を4本も抜いたとき

・最初の移植がうまくいかなかったとき

 

この病気が初めて分かったときは、嗚咽

する妻にかける言葉もなく、ただ妻の肩

に手を置いて、一緒に泣く事しかできな

かった。

こんな場面では、言葉はあまり力を持ち

ません。どんな言葉であっても、現実に

起きていることを打ち消したりすること

はできない。逆に言葉をかければかける

ほど何も伝わらず、空回りするときのほ

うが多いんです。

 

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最初の移植である臍帯血移植では、移植

して約3週間から4週間後に、体に住み

着く「生着」が確認できます。そして、

5週間めが確定診断日。この日が移植の

成否を確定する日です。

初めは妻も期待して、

「がんばれ、オーちゃん」と言ってた。

でもうまくいかないと分かると、僕が思

った以上に落ち込んでしまいました。

 

2回目、今回の移植である末梢血幹細胞

移植では、移植して約2週間から3週間

後に、体に住み着く「生着」が確認でき

ます。そして、4週間めが確定診断日。

この日がその成否を確定する日です。

8月31日の水曜日に移植をしたので、

9月14日から21日の間に生着するは

ずで、9月28日が確定診断日。

 

大好きなアイスクリームも、半分しか食

べられないほど悪くなった体調のまま、

その日をじっと耐えて待っています。

 

アイスクリームを差し入れるときの保冷剤

 

移植前には担当の H先生から、

「今度は大丈夫です」と力強い話を聞か

されていました。

 

9月13日 生着が始まる予定の前の日

に、妻の携帯から電話がありました。

「また失敗しそうで怖い。眠れない」

励ます言葉をかけ続けるしかない僕。

 

 

9月14日と16日。白血球の数はゼロ

でした。

それが分かったあとに妻からメール。

「私の余命を教えてください・・・」