yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

病室が替わる(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ㊼/㊿)

 

9月25日の日曜日。

いつも通りに、長女と一緒に面会と荷物

交換のため、13時過ぎに病院へ車で到

着しました。

 

移植の結果が出ないために気落ちして、

体調の悪さもありベッドから起き上がれ

ないままの妻。顔色も悪く、咳も治らな

い。また、長期入院と繰り返す治療のス

トレスとせん妄から、いろんなことが出

来なくなってきています。

テレビのリモコンと内線電話の子機の区

別がつかなくなっている。目の前に置い

たボールペンが見えていない。そしてボ

ールペンの上下が分からなくなってる。

 

trust-work.jimdosite.como売斜線8

 

子供たちの前ではそこまで気弱なところ

を見せませんが、僕の携帯にはメールで

何度も「もう治らないかもしれない」と

いった言葉が送られてきています。

その度に「そんなことはない、きっと、

絶対治るよ。もう少し、本当にもう少し

だから」と励ますメールを返していく。

気持ち的には電話をしたいんですが、こ

のときの妻は電話をかけても取ることが

できない。皮膚がカサカサになってスマ

ホをタップしてもなかなか反応しない。

そして電話がかかってきても、瞬間的に

取り方が分からずに、電話に出ることが

できなくなっていました。

 

横浜の伊勢山皇大神宮 病気平癒のお守り

 

コロナ禍で、病院では面会を制限してい

ます。面会できるのは、集中治療室に関

わる状態の人の家族や、僕たちのように

無菌室に入院している患者の家族だけ。

そして本来の面会規則では、家族だけが

対象で二人まで。更に時間は、15分以

内です。でも実際には病院側の配慮で、

何か厳しく言われることはありません。

それどころかかなり気を遣ってくれるこ

とのほうが多くあります。

 

この日も 1時間以上妻と話しました。普

段のたわいもない会話が、元気づけるこ

とになる。その辺りを看護師さんや病院

側はよく分かってくれています。

 

 

翌日の 26日は何らかの結果が出る日で

す。この日は僕が一人で面会に行きまし

た。ただいつもと違うのは、病室が替わ

るので 16時過ぎに来てくださいという

ことでした。